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募集中なのに内見できない?居住中賃貸を借りる際の注意点


賃貸物件を借りられる際、大手賃貸検索サイトを利用される方が多いですよね。

大手賃貸検索サイトなどで、物件情報が掲載されている場合、その部屋は募集していることを意味してますので、原則的としては「お部屋見学すること」は可能となります。


しかしながら、募集しているのにお部屋見学することができない物件も、実はあるのをご存知でしょうか?


お部屋探しをされている方であれば、今すぐにでも「見学」したいと思ってるはずですが、募集中の部屋を抑えたい場合、どのような対応をとればいいのでしょうか?


 

目 次

  1)見学ができる物件とは?

  2)見学ができない物件とは?

  1)先行申込

  2)先行契約

  1)物件内で違う部屋があった場合

  2)間取り図などで確認する

 

1.募集中の意味とは?

募集中の意味とは?

賃貸検索サイト上で物件掲載されている場合、基本的には「募集をしている」ことを意味していますが、実は「見学ができる物件」と「できない物件」があります。


1)見学ができる物件とは?

賃貸検索サイト上において「即入居可」という表記がされている場合、その物件は「契約手続きが完了」すれば、今すぐにでも入居ができることを意味しています。契約手続きにかかる日数は、個人差があるものの「概ね2週間程度」あれば、入居手続きを完了させることができます。


2)見学ができない物件とは?

一方、賃貸検索サイト上において「見学ができない」物件とは、同サイト内において「居住中」と表記されている物件。一般的に「物件を退去」する場合には「退去する日から1か月前」までに管理会社に連絡することになってます。


管理会社が「退去連絡を受理」した時点から、同サイト内において「再募集をかける」ことになりますが、居住中と表記されている場合、「退去するが現在入居している」ことを指します。


原則として、入居中の部屋を「見学することは、不可能」となっていますが、先方のご入居者様が「許可」を出してくれれば、見学することは可能です。ただ許可を出してくれる方は、そうそういません。



また、退去後においては「室内クリーニング」を実施し、更に必要に応じてリフォームやリノベーションを行う所もあります。物件によって対応は異なりますが、室内クリーニング完了後でないと、見学できない所もあり、さらにリフォームやリノベーションを行うとなると、見学は不可となってしまうところもありますので、注意が必要です。



2.募集中の部屋を抑える方法

募集中の部屋を抑える方法

賃貸検索サイト上において「募集中」と表記されている部屋であっても、どうしてもその部屋に住みたいと考える方は、多いはずです。


ただ、募集中とある部屋は「現在入居中」+「退去後室内クリーニング」を行うことになるので、今すぐ見学することはできませんが、もしどうしてもその部屋を抑えたいと考えている場合、どのような方法をとれば、確実に入居することができるのかというと、「先行申込」もしくは「先行契約」をするしか、方法はありません。


1)先行申込

一般的な賃貸探しとは、「見学予約→見学→入居申込→契約」という流れとなります。

部屋を抑えたい場合、「入居申込」をした時点で、一旦賃貸検索サイト上における「募集を停止」することになるので、部屋を早期に抑えたいのであれば「入居申込を完了」させるしか方法はありません。


先行申込をすることによって、見学の前に「先に入居申込を行う」ことになることから、部屋を確実に早期に抑えたいのであれば、先行申込が有効的となります。


先行申込のメリットは、仮に申込を行って見学をした際「思っていた部屋とは違っていたからキャンセル」したい場合、対応することができる点。ただし、先行申込は「原則として1部屋のみ」しかできないので、複数の部屋を先行申込することはできません。



2)先行契約

先行申込より、さらに強力的なのが「先行契約」。

先行契約とは、先に契約手続きを完了させてから、見学を行う方法であり、仮に別の方が「先行申込」をしたとしても、先行契約をされた方が「最優先」となるため、100%入居したいと考えている場合には、先行契約をされたほうが確実となります。


ただし、先行契約をしてしまうと「キャンセルそのものができなくなってしまう」ため、仮に「見学した部屋は思っていた部屋とは違っていた」としても、キャンセルすることが不可能となり、どうしても入居したくないのであれば、解約をするしか方法はありません。


解約となると「支払われた初期費用の大多数」は返金されず、更に解約したいと申し出ても、原則としては「1か月前」までに連絡しなければならないので、今すぐ退去はできません。


さらに、仮に入居履歴がなかったとしても、賃貸借契約の特約事項には「退去後に室内クリーニングを実施」する旨の記載があり、費用は借主負担となっていることから、こちらの費用も支払う義務が発生してしまうため、要注意となります。



3.見学できない場合、どのようにしたらいい?

見学できない場合、どのようにしたらいい?

1)物件内で違う部屋があった場合

物件内において、2部屋以上募集中の部屋があった場合で、1部屋が「即入居可」であれば、そちらの部屋を見せてもらうことができます。また募集中と同じような間取りで、他物件で募集をしている場合には、そちらを見せてもらうことも可能となります。


2)間取り図などで確認する

見学することが不可能となってしまった場合には、間取り図を見て情報を収集するしか、方法はありません。カーテンレールや廊下など幅/LDKの奥行の確認をすることはできませんが、部屋の全体像を把握することは可能となるため、ある程度ではありますが確認することができます。



4.まとめ

賃貸検索サイト上において「募集中」と表記されている物件は、退去予定ではあるものの、現時点では入居している可能性があるので、原則としては「室内確認」することができません。


どうしても「募集中の部屋に入居したい」と思うのであれば、先行申込や先行契約をするしか方法はありませんが、先行申込の場合は「原則として1部屋しか対応できない」、先行契約の場合は「キャンセルが不可能となってしまう」ので、その点を十分に踏まえなければなりません。


ただ、お客様が希望されている部屋は、意外と他の物件にもある場合があるので、もし確実に希望条件に合った部屋を探しているのであれば、視野を広くして他の物件も探してみるのも、十分にありだと思います。また仲介会社担当者は、エリア内の物件情報に長けているので、相談すればおススメ物件を紹介してもらうことも可能です。


 

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