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入居後契約した部屋が説明とは全く違っていた!契約解除することは可能なの?


賃貸物件を探されている方の中には、部屋探しをしている時間がないという理由で、オンライン内見/もしくは内見なしで部屋を決める方もいると思われます。


どのような状況であったとしても、仲介担当者は「一通りの説明」は必ず行い、お客様に納得して頂いた上で、契約手続きを行います。


ただ、契約成立後、いざ入居してみたら「担当者が説明していた部屋とは全く違う」「間取り図や賃貸サイト上に掲載されていた写真の部屋とは違う」といったことがあった場合、お客様の立場で考えれば、当然怒り心頭になってしまいますよね?


では、もし入居後「室内の間取り図や事前説明とは違っていた」場合、契約を解除することはできるのでしょうか?


 

目 次

 

1.少しの違いは、許容範囲として認められている

少しの違いは、許容範囲として認められている

賃貸業界においては、退去連絡をもらった時点において、再募集手続きをおこない、大手賃貸サイト上に募集する部屋を掲載します。


一般的には、退去後に「修繕が認められる」場合には、リフォームやリノベーションを行うことがありますが、もし修繕工事を行った場合、当然ながら賃貸サイト上における部屋の写真と、実際の部屋の写真には相違が生まれます。


そこで、賃貸サイト上においては「相違がある場合には、現況優先とする」といった記載が必ずありますので、もしこのような表記がある場合には、多少部屋が変わっていたとしても、現在の部屋が正しいということになるので、この点については許容範囲として認められる可能性が高いです。



2.明らかに違う場合には、契約解除が認められる

明らかに違う場合には、契約解除が認められる

ただし、「入居前説明」をしていた部屋に入居した後、明らかに説明された部屋とは全く違う場合には、契約後であったとしても、契約の取り消しや、支払った初期費用を返還してもらうことは、法的に認められる可能性が高くなります。



3.可能な限り、現地内見を行う

可能な限り、現地内見を行う

「入居前に説明していた部屋とは違っていた」といったことがないようにするためには、やはり入居前には、実際の部屋を見学する/他社物件も見学して、どちらの部屋がいいかどうかを比較するといった対策は、必ずするべきです。


昨年から、オンライン見学が可能としている仲介会社が増えてきましたが、オンライン内見では、室内の雰囲気や奥行き、外観回委の詳細までを把握することができないので、画面上で見た部屋と、実際の部屋で見た部屋とでは、相違点が大きすぎる可能性が出てきます。


また、家賃が安い物件においては、入居者の質が悪いことが懸念されます。

見学をされる時間帯は、日中の場合が大多数ですが、入居者の質が悪い物件では、特に夜の時間帯において、話し声・テレビの声・足音などといった生活音が響いてしまう可能性が高くなるので、もし生活音が気になる方は、仲介担当者に「この物件においては生活音クレームが多いかどうか」を確認されることをおススメします。



4.まとめ

賃貸物件に入居する時には、高額になってしまう初期費用を支払わなければならないので、ある意味においては、入居ミスは許されません。


入居後後悔しないためには、可能な限り「現地内見」を行うことと、少しでも疑問があった場合には、すぐに担当者に確認をとる、さらにもしクレーム被害に合った時には、管理会社がしっかりと対応してくれるのかといった、詳細部分をしっかり確認した上で、お部屋を決められると、入居後後悔する可能性は低くあるのではと思われます。



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