賃貸物件を退去する場合、必ず管理会社に退去連絡しなければならないことになっています。退去月の家賃支払い方法はは通常とは全く異なりますが、裏ワザを使うことで退去月の家賃を軽減させることができます。
そこで本投稿は賃貸退去月の家賃支払い方法についてお伝えいたします。
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▼目 次
１．退去連絡について
都合により現在入居中の部屋を退去する場合、管理会社に退去連絡を行い了解を得なければ退去することができません。
退去連絡の詳細は賃貸借契約書に記載されています。一般的な賃貸借契約では退去1か月前までに管理会社に連絡しなければならないことになっています。
退去連絡を行った当月分の家賃は通常通りとなりますが、翌月分（退去月）は契約内容によって支払額が異なります。
一般的な賃貸借契約では退去月の家賃は「日割り計算」を採用しているため、解約日が早ければ支払い家賃を押さることができます。一方一部の物件では月割りを採用していますが、月割り精算となると仮に解約日が10月2日でも、家賃1か月分を支払わなければなりません。
退去月の計算が日割りなのか月割りなのかは、物件ごとで異なりますので、詳細は賃貸借契約書をご覧下さい。
２．日割り計算の場合、月初退去するとオトク
退去月の家賃支払い方法が「日割り」の場合、解約日を月初にすると退去月の家賃支払いを抑えることができます。
例えば家賃6万円の部屋を借りていて、9月中に退去する場合…
9月4日退去…（6万円÷30日）×4日分＝8,000円
9月28日退去…（6万円÷30日）×28日分＝56,000円
となることから可能な限り月初退去した方が、家賃を抑えられることがわかります。ただ余程のことがない限りは事前に退去日を確定することは難しいのが現状です。
３．退去費用を浮かせるコツ
退去する際には原状回復に戻さなくてはなりません。つまり入居時の状態にしなければなりません。原状回復に関しては2020年の民法大改正で明文化されました。
第621条（賃借人の原状回復義務） 賃借人は、賃借物を受け取った後にこれに生じた損傷（通常の使用及び収益によって生じた賃借物の損耗並びに賃借物の経年劣化を除く。以下この条において同じ。）がある場合において、賃借物が終了したときは、その損傷を原状に復する義務を負う。ただし、その損傷が賃借人の責めに帰することができない事由によるものであるときは、この限りではない
本章では退去費用を抑えるコツをお伝えします。
退去費用を抑えるコツ①：室内をきれいに使う
退去費用を抑えるコツとして入居中丁寧な暮らしを心がけることが重要です。
手が届きにくいキッチン換気扇は最低でも年1回掃除することで、通常のハウスクリーニングできれいになりますので、原状回復費用が別途発生することはありません。
ポスター／カレンダーを掲示した際に発生する壁紙画鋲跡、日焼けは通常使用の範囲内のため、入居者様に原状回復費用が発生することはありません。
退去費用を抑えるコツ②：浴室換気扇はつけっぱなしにする
賃貸物件の浴室に窓が設置されていない物件は多いため、浴室換気する場合は浴室換気扇を使用するしか方法はありません。
退去費用を抑えるコツ③：結露を放置しない
冬場になると温度差の影響で窓に結露が発生しやすくなります。結露が発生することはやむを得ないのですが、結露を放置したことで壁紙などにカビが付着→放置させてしまうと善管注意義務違反となり原状回復費用を請求されます。
４．まとめ
今回は賃貸退去月の家賃支払い方法についてお伝えしました。
多くの物件では退去月の家賃支払いは日割りを採用しているため、解約日を月初に指定することで家賃支払いを抑えることができます。
また退去費用に関しては日頃から掃除をしっかり行う／適切な使いかを行えば、費用が高額になることはまずありませんのでご安心ください。
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