賃貸床を張り替えたい。オーナーさんにお願いすれば対応してもらえるの？
- mosada-hina-1122
- 7 日前
- 読了時間: 4分
現在募集中の賃貸物件については、基本的に「現況優先」とされており、追加のリフォームや設備変更は行わない方針を示しています。
物件探しの段階では、気にならなかった点でも、実際に住み始めて日常生活を送るうちに「床の色が暗すぎるので、出来たら変更したい」といった希望が出てくる方もいると思います。
しかし賃貸物件の設備等の所有権は全てオーナーさんに属しているため、入居者様がご自身の判断で勝手に変更することはできません。
本投稿は床を張り替えたい場合、オーナーさんにお願いすれば対応してもらえるかについて、お伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
１．契約上、交換する義務はない
賃貸物件において、内装や設備を交換する際には、明確なルールが設けられています。
内装や設備が「自然損耗」「経年劣化」によって故障や不具合、日焼けなどの状態になった場合は、貸主であるオーナーさんが全額負担して対応します。
一方で「故意または過失による破損や汚損」が発生した場合は、原則経年劣化は考慮せずに入居者様が費用を負担することになります。
では入居中に床を新しくしたい場合についてですが、もし経年劣化や自然損耗が進行し、生活に支障をきたすほどの状態であれば、オーナーさんが費用を負担で張替えを行ってくれます。
しかし部屋のインテリアとの調和を目的といった、個人的な理由での張替え希望の場合は、契約上オーナーさんは交換する義務はないため、断られる可能性が高いです。
２．交渉次第ではOKを出してくれるかも？
入居中の床材張替えは、原則として生活に支障を及ぼす可能性が高い場合以外では、オーナーさんにお願いしても断られる可能性が高いです。しかし内見時に「床材を張り替えてくれたら入居する」と交渉し、オーナーさんの了承が得られれば、対応してくれます。
なお床材の種類や色についても、交渉の余地はあるものの、高額な床材（例えば無垢材など）の場合は、断れる可能性が高い点にご留意ください。
また1月～3月は新年度に向けて多くの方が部屋探しを行っているため、リフォーム業界も繁忙期となり人手不足が生じやすくなります。そのため内見時に交渉しても断れることがあります。
内見時や入居後にオーナーさんに床材張替えを相談しても断れるケースがあります。それでもどうしても床材の色を変えたい場合は、入居者様責任になりますが、自費で床材を新しくすることが可能です。
クッションフロアやフロアタイルはホームセンターやネットから購入でき、クッションフロアの場合はマスキングテープで固定し、フロアタイルの場合は直置きするだけで、手軽に床材をリニューアルすることができます。
３．まとめ
今回は床を張り替えたい場合、オーナーさんにお願いすれば対応してもらえるかについて、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
入居中にオーナーさんに床材張替えを相談しても、個人的な事情であれば断れる可能性が高いです。
さらに自費で床材を張り替えた場合でも、退去時には入居前の状態に戻さなくてはならず、万が一破損や汚損が発生した場合は、入居者様が原状回復費用を負担することになります。
床材を張り替えたいと考える場合は、トラブルを避けるためにも内見の段階で交渉するのが安全策と言えるでしょう。
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